🏇 中山競馬場・芝1200m 完全レポート
中山芝1200mは、スプリンターズステークスをはじめ多くの短距離重賞が行われる日本屈指のスピードコースです。
しかし単なる「スピード勝負」ではなく、下り坂 → コーナー → 急坂という独特の流れがあり、
競馬場ごとに比較しても“適性の差が極端に出るコース”として知られています。
この記事では、初心者にも分かりやすく、
コース形状・平均時計・上がり・枠順・血統傾向をまとめて解説します。
1️⃣ コースの特徴
■ スタート地点
- 外回り2コーナー出口付近
- スタート直後から下り坂(4.5mの高低差)
- ここで一気に加速 → 前半3Fが33秒台になりやすい
■ コーナーまでの距離
- 約250mと短い
- そのため 内枠が距離ロスなく運べる → 内枠有利の根拠
■ コース全体の流れ
- 2コーナー出口から4コーナーまで ずっと下り坂
- ペースが落ちにくく、前半が速くなりやすい
- 直線は310mと短い
- しかし 残り180mから急坂(2.2m)
■ 求められる能力
- スピード
- 小回り適性
- 坂をこなすパワー
- 持続力(ラストで止まらない脚)
2️⃣ クラス別の平均時計(参考値)
※複数のデータソースを統合した一般的な平均値(年により変動あり)
| クラス | 平均タイム(良) |
|---|---|
| 新馬 | 1:10.5 前後 |
| 未勝利 | 1:09.5 前後 |
| 1勝クラス | 1:08.8 前後 |
| 2勝クラス | 1:08.3 前後 |
| 3勝クラス | 1:07.8 前後 |
| オープン | 1:07.5 前後 |
| 重賞(G3) | 1:07.0 前後 |
| G1(スプリンターズS) | 1:06台も出る高速決着 |
※秋開催(野芝主体)は特に高速化しやすい
3️⃣ 上がり3Fの平均(良馬場)
| クラス | 平均上がり |
|---|---|
| 新馬 | 35.0 前後 |
| 未勝利 | 34.5 前後 |
| 1勝クラス | 34.0 前後 |
| 2勝クラス | 33.8 前後 |
| 3勝クラス | 33.5 前後 |
| オープン | 33.2 前後 |
| 重賞 | 32秒台も |
特徴:
- 前半が速いため、上がりは全体的に遅め
- “差し馬の上がり最速=33秒台前半”が目安
- 追い込み馬は上がりが速くても届かないことが多い
4️⃣ 枠順別成績(過去データ)
| 枠 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1枠 | 10.3% | 19.0% | 28.8% |
| 2枠 | 8.8% | 18.0% | 24.2% |
| 3枠 | 10.9% | 17.8% | 24.3% |
| 4枠 | 8.0%前後 | 15%前後 | 21%前後 |
| 5枠 | 7%前後 | 14%前後 | 21%前後 |
| 6枠 | 6%前後 | 12%前後 | 17.6% |
| 7枠 | 6%前後 | 13%前後 | 21.9% |
| 8枠 | 5%前後 | 10%前後 | 15.2% |
■ 結論:内枠が圧倒的に有利
理由は明確で、
- コーナーまで短い
- 下り坂でスピードに乗りやすい
- 外枠は外を回されて距離ロスが大きい
5️⃣ 脚質傾向(過去データ)
| 脚質 | 複勝率 |
|---|---|
| 逃げ | 51.4% |
| 先行 | 33.7% |
| 差し | 36.7% |
| 追込 | 6.9% |
■ 結論:逃げ・先行が強い
- 前半が速いが、下り坂で勢いがつくため粘り込みやすい
- 追い込みは直線310m+急坂で届かないケースが多い
6️⃣ 血統傾向(種牡馬・系統)
■ 種牡馬傾向(近年の好走傾向)
- ロードカナロア系
→ スピード+パワーで最も安定 - ダイワメジャー
→ 母父としても優秀(データ上も好成績) - キンシャサノキセキ
→ 小回り+持続力に強い - ミスプロ系(特にスプリント型)
→ 高速馬場で強い
■ 系統別の特徴
| 系統 | 傾向 |
|---|---|
| サンデー系 | パワー型が好走、瞬発型は不向き |
| ミスプロ系 | 高速馬場で強い、前受けが得意 |
| ノーザンダンサー系 | 小回り適性が高く安定 |
7️⃣ 中山芝1200mの攻略ポイント(まとめ)
■ 有利な条件
- 内枠(1〜3枠)
- 逃げ・先行
- パワー型スプリンター
- ロードカナロア・ダイワメジャー系
- 秋開催(高速馬場)
■ 不利な条件
- 大外枠
- 追い込み一辺倒
- 坂に弱い馬
- スピードより瞬発力型の血統
8️⃣ 締めコメント
中山芝1200mは、単なるスピード勝負ではなく、
「下り坂での加速」×「コーナリング」×「急坂」
という複合的な適性が問われる非常に奥深いコースです。
スタートしてから約400mの下り坂を味方にできる〝逃げ・先行馬”が有利であり、
ゴール前の急坂を苦にしないタフさが必須条件です。
先行争いの激化により、〝差し馬”が台頭する場合もあり、メンバーの脚質構成には注意。


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